2015年11月11日(水)開催 社内弁護士・法務人材採用セミナー レポート

 2015年11月11日(水)に、弁護士・法科大学院修了生の新規採用または法務部門増員を検討されている企業の人事採用担当者及び法務担当者の方々に対して、「社内弁護士・法務人材の採用セミナー」を開催致しました。今回、金融機関・保険会社・メーカー(製薬、繊維、工業品)・不動産・サービス等、幅広い業界に渡り、法務部責任者及び人事部の方々にご参加頂きました。企業様のご参加目的は、『法務組織作りの上で、新卒・中途の法務人材の採用をどうすればよいか』・『法務人材マーケット動向の情報収集をしたい』・『企業内弁護士の必要性』等でした。

■企業内弁護士の急増の現状 ~若手有資格者の採用マーケットは売手市場~
 2015年に開催した企業様向けの採用セミナーは6回目となりましたが、弁護士・修了生採用マーケットの現状として、今回新たな視点で直近約1年間(2014年6月⇒2015年9月時点)の企業内弁護士への就職・転職状況を調査し、その結果について分析しご説明致しました。直近1年間で企業へ転職した弁護士は約300名弱程度と過去最高であり、転職先はメーカー・金融・サービス業界で全体の7割を占めます。さらに、60期以降の修習期が7割以上占めており、経験年数2~8年程度の弁護士が企業へ転職している傾向が多くみられます。弁護士を雇用している企業のうち弁護士1名の企業が全体の6割以上を占めることと直近急増した企業内弁護士の状況から、ここ数年で初めて弁護士資格保有者を採用した企業が多いと推測できます。法務人材のマーケットは、企業側での法務要員のニーズが増え、事業会社の法務経験者はマーケットにほとんど出てこないこともあり、直近1年間で有資格者の採用競争が激化し売手市場となっています。

■新卒採用マーケットの現状
 組織内弁護士の新卒採用については、2015年は109名(67期)と合格者数が減ったにも関わらず過去最高値となりました。この他、司法試験未合格者で企業法務に従事している修了生も多数存在しており、司法修習生・法科大学院修了生が今までの法学部卒に置き換わっていると推測できます。

■採用を成功させるためのポイント
 企業内弁護士の中途採用をお考えであれば、昨今売手市場になっているマーケット状況を理解した上、処遇面・弁護士会費や公益活動等を考慮することはもちろん、企業内弁護士のキャリア構築の考え方・育成方法を考えて採用することが優秀人材の獲得及び長く活躍してもらうポイントかと思います。また新卒採用をお考えの場合は、司法修習生・法科大学院生の就職スケジュール・採用タイミング等を把握し、採用方法・スケジュールを決定していくことが非常に重要となります。

 上記内容説明後、弊社サービス内容について具体例を挙げながらご説明致しました。本編終了後の質疑応答では「法科大学院修了生と法学部生の能力の違い」、「司法修習生採用についての効果的な採用時期について」など様々な質問が寄せられ、各企業様が法務人材を強化したいという姿勢を強く感じました。ご参加の企業様からは、「弁護士の給料の相場や最近の院生の傾向など参考になった」「法務の組織作りの上で、新卒・中途の法務人材の採用をどうすれば良いかのヒントになった」と大変ご好評を頂きました。

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